ゴルフのコースマネジメンント
ゴルフにおいてのマネジメントとは、日常における体調管理、道具管理、練習管理などの管理マネジメント。そしてコースラウンドする時にコースレイアウトと状況を総合的に判断するコースマネジメントがあります。
コースマネジメントとは、
目標とするスコアで上がるために自分の実力を基に季節、気象条件を加味し、コースに合わせた攻め方を考えることを目的とします。コース攻略法とも言いますが、これが上手くないといくらゴルフのスキルがあってもスコアアップに結びつきません。逆にスキルは低くてもコースマネジメントが上手くいけばスコアアップは難しいことではありません。
この場面で連想することは・・・池ポチャ、これって現実になる?
プロゴルファーやシングルプレイヤーなどの上級者は常にこのボールをどこに運べば次打でピンを狙うには最良なのか考えてプレイしてます。
この考え方は、100切り、90切りゴルファーでも何ら変わりません。『ゴルフはピンから攻めて一人前』とも言われるように、ティグランドからの発想ではゴルフを難しくしてしまいます。
ピンから攻めるとは、
例えば390ヤードのホールの場合では、80ヤードのサンドウェッジが得意ならセカンドショットの目標をグリーン手前80ヤードにします。
と、いうことは390−80=310ヤードをティショットとセカンドショットで稼げば良いことになります。
単純に半分に割れば155ヤードで良いことになりますね。ティーショットではドライバーが苦手なら持たなくても攻めていけますから、考え方しだいではティーショットもセカンドショットも7〜5番アイアンでも問題ありません。
この計算通りに行けば3オン。1パットならパー、2パットでもボギーがとれます。100切りゴルファーならボギーはパーと同じ価値があります。
ティーグランドから攻めると、
遮二無二グリーン近くまで運ばなければいけないと思い込む人が多いです。すると、ドライバーを力んで大スライス、引っ掛けが出てお約束のOBのラッシュ。
また、10回に1度のストレートボールが出てもフェアウェイバンカーの罠に捉っているようじゃスコアアップどころではありません。
コースマネジメントに徹すればバンカーに届かないクラブの選択は必須です。いかにミスを出さないかがスコアアップの秘訣ですから
また、バンカーを超えるようなショットが自信をもって打てる場合は別なルート、バーディルートが考えられます。
昔と違って、ゴルフクラブ進化とスイング理論の深化で比較的簡単に、それも短期間で飛距離アップすることが可能になりました。
トラブルショットのマネジメントとは
ラウンドしていると時折、遭遇してしまうトラブルの脱出法
ゴルフにトラブルは付き物!
それでもトラブルなんて無い方が良いに決まってますが、対処方法を知っているか、知らないかで2〜3打は変わってしまいますから重要です。
《ディポット跡からのショット》
フェアウェイのど真ん中へナイスショット、意気揚々と行ってみると、な何と!
ディポット跡に、があぁぁ・・・!
これ、ゴルファーなら誰でも1度は経験しているのではないでしょうか。ディポット跡といっても大きく分けたら目土されているか、いないかで対処方法が大きく変わります。
《目土されているディポット跡》
ショットの方法は打ち込むのではなく、払い打ちにしましょう。フェアウェイバンカーからのショットと理屈は同じですので打ち込むのは厳禁です。
方法としては、
◆ テイクバックを低く長くしてダウンブローにインパクトをしない。
◆ グリップは短くする。ハーフトップぎみの球筋でOK。
◆ 残り距離によってはダフらないようにソール幅があるウッドやユーティリティを使用する。
コツとしては、両膝の高さを変えないようにし、通常より長く飛行線の後方へテイクバックをとることでダフリにくいフラットな軌道にすることです。両膝の高さを変えないためにガニ股スタイルがおすすめです。スバンカーショットほど膝を低くしませんがイメージは似ています。
《目土されていないディポット跡》
アドレスする地面よりボールが1/4〜1/3程度低くなっているのですから、月1ゴルファーにとっては難易度が高いリカバリーショットになります。ショットの考え方は「目土があるディポット跡」と違いクラブヘッドを上から鋭角に打ち込みます。ボール位置によってはクラブが抜けないこともありますのでフォローをとる必要はありません。
方法としては、
◆ ボール位置は右足寄り。
◆ ハンドファーストに構える。
◆ 体重配分は左足:6、右足:4
コツとしては、アドレスした通りにスイングできるよう両膝が伸び上がらないようにすることです。(両膝を意識しないと難しいですぞ・・)
次のトラブルも頻繁に起こるものです。
《ラフに浮いているボールのショット》
ラフの生育が良い春後半から秋にかけて良くあるのがティショット、セカンドショットを曲げてラフに入ったボールがラフの上に乗っている場合です。私も数え切れないほど経験しましたが、当初は「ダルマ落とし」と言われるように浮いたボールの下をヘッドが通り50ヤード飛ばすつもりが1ヤードだったなんてことありました。
対処は簡単!ボールの横を払い打つことができればば良いのです。
その方法は、
◆ ボール位置は右足より。
◆ グリップをボールが浮いている分、短く握る。
◆ テイクバックを通常より低く長くとる。
◆ 正確にヒットさせるために両膝の高さを変えない。
注意:フライヤーになる場合がありますのでクラブ選択を迷ったら短いクラブを選ぶようにしましょう。また、ティアップ以上に浮いていれば左方向へ引っかけボールがでることもありますのでフォローは抑えた方が良いでしょうね。
《ラフに沈んでいるボールのショット》
これもまた良くあるのがラフの生育が良い春後半から秋にかけて起こりますす。ティショット、セカンドショットが曲がり、ラフに入ったボールが草の間に沈んでいる場合です。月1ゴルファーには難易度が高いですが、距離を欲張らなければOKです。何とかしたいと力任せにスイングするとドツボにはまります。
スイングのイメージはグリーンのガードバンカーでするバンカーショットと同じですので、対処方法は次ページのバンカーショットコツをご覧くださいね。
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- 90切りのスコアを望むなら、戦いはスタートする前から始まっています。コースの状況や天候の情報を知らずして良いスコアは出せません。